風の谷の村 南阿蘇にて そして・・・

阿蘇神社の帰りに、ふらっと南阿蘇に寄りました。久々に立ち寄ったのですが、私が10代の時とガラリ雰囲気が変わってました。日本じゃない感じで、まるでアルプスの麓の村みたいで・・・・そう!まさに風の谷の村でした。 壮大にな風景に圧倒され、やっぱり阿蘇は素晴しいと実感したのです!山々がすこし霧に覆われて、幻想的でした。そんな風景を眺めてたら3年前の「 ある不思議なこと」を思い出したのです。

  早朝6時に仕事の為、速く家を出ました。

すこし肌寒く、多分 季節は秋でした。

 寝ぼけ眼の私は車を走らせ、とある山の中を通ります。

 緑に覆われた細い道をゆっくりと走ってました。

 目の前に雲がかかってるのが解り、入った瞬間ライトを付けます。

 山道を走って30秒ぐらいでしょうか、右手に草原が広がります。

 早朝と霧の影響で青い草原に見えました。

 きれいでした。ふっと目を右上に向けます。大きな木があります。

  その草原の中の片隅にある大木の下に・・・・・・私は見ました。

  

木の椅子に座って、クラッシックギターを弾いている、おじいさんの後姿を。

 足代を使い、ちゃんとしたクラッシクフォームの弾き方でした。

 錯覚なのか?リアルなのか?わからないまま通り過ぎます。

 ・・・・気になります。

・・・・・・・・・・・そして戻ります。

 その方は、錯覚でもなく幽霊でもありませんでした。

 私は深い霧の中、かすかに聞こえるギターの音色に耳を傾けます。

曲名はわかりませんでしたが、西洋のクラッシックでしょう。

なんとなくわかりました。

  

「草原の霧の中 椅子に腰掛け おじいさんが クラッシックギターを弾く 」

 

 私はその瞬間の絵を一生忘れないでしょう 。

そしていつか、私がおじいさんになったら・・・・

  南阿蘇を見てたら、そんな素敵な風景を思い出しました 。